素材の特徴

結婚指輪の素材選びは、長く愛用するためにとても重要です。主な素材には、プラチナ、ゴールド、シルバー、チタンがあります。それぞれの特徴を理解し、ライフスタイルに合わせて選びましょう。

プラチナは高級感があり、変色・変質しにくいのが特徴です。柔らかくしなやかな素材です。一方、ゴールドは色味のバリエーションが豊富で、イエローゴールド、ピンクゴールド、ホワイトゴールドなどから選べます。

金属アレルギー対応や耐久性を重視するなら、チタンをおすすめします。これらは軽量で強度が高いので扱いやすいでしょう。

素材選びのポイントは以下のとおりです。

• 肌との相性：金属アレルギーがある方は慎重に素材を選ぶ
• 予算：無理のない範囲で素材を選ぶ
• デザイン：素材によって実現できるデザインが異なる
• 職業や趣味：手を使う仕事や趣味がある方は、傷がつきにくい素材を選ぶ

最近では、複数の素材を組み合わせた「コンビネーション」も人気です。例えば、プラチナとピンクゴールドを組み合わせることで、上品さと温かみを両立できます。

素材選びは、長く愛用する結婚指輪だからこそ、慎重に検討しましょう。実際に触れて、着け心地や見た目を確認することをおすすめします。

デザインの決め方

結婚指輪のオーダーメイドでは、デザインの決め方が非常に重要です。以下のポイントを押さえることで、理想の指輪デザインに近づけることができます。

着け心地の良さを追求する

普段使いを想定する場合、手の動きを妨げない快適なデザインが必要です。指輪が手に当たる部分がないよう注意し、石の大きさや指輪のサイズが適切であることを確認しましょう。

個性を表現する

自分たちらしさを表現するために、好みの素材や宝石を選びましょう。ゴールドの色味やダイヤモンドのカットなど、細部にこだわることで世界に一つだけの指輪が完成します。

将来的な変更可能性を考慮する

年齢とともに指のサイズが変わる可能性があるため、後々のサイズ直しがしやすいデザインを選ぶことをおすすめします。

以上のポイントを押さえつつ、時間をかけて理想のデザインを探っていくことが大切です。

予算設定

結婚指輪のオーダーメイドを考える際、予算設定は非常に重要な要素です。カップルの価値観や経済状況に合わせて決めましょう。オーダーメイドの場合、予算は大きく分けて以下の3つの要素で構成されています。

• 加工代金
• 素材費
• デザイン料

ただし、既存のジュエリーをリメイクする場合は、素材を再利用できるためコストを抑えられる可能性があります。例えば、お手持ちの素材やダイヤモンドを使用すれば、加工代金のみで新しいデザインの指輪を作ることが可能です。

予算を決める際は、将来的なメンテナンスやサイズ直しの費用も考慮に入れることをおすすめします。

宝石の種類と特徴

結婚指輪に使用する宝石を選ぶ際、天然石と人工石の違いを理解することが重要です。それぞれに特徴があり、予算や好みに応じて選択できます。

天然石の特徴

• 自然に形成された宝石
• 希少性が高く、個性的な内包物や色合いを持つ
• 価格が高め

人工石の特徴

• 人工的に作られた宝石（例えばキュービックジルコニア・モアサナイト）
• 均一な品質で、大量生産が可能
• 天然石より安価で、大きなサイズも入手しやすい

近年、技術の進歩により人工石の品質も向上し、見た目では天然石と区別がつきにくくなっています。どちらを選ぶかは、カップルの価値観や好みによって決めるのが良いでしょう。重要なのは、選んだ宝石に込めた二人の想いです。

硬度

結婚指輪は毎日身につけるものですから、耐久性に優れた宝石を選ぶことが大切です。宝石の硬度はモース硬度計で表され、数値が高いほど硬く傷がつきにくいとされています。日常使いに適した宝石の代表格は、以下のとおりです。

• ダイヤモンド
• サファイア
• ルビー

これらの宝石は硬度が高く、日々の生活で傷がつきにくいため、長く美しさを保つことができます。特にダイヤモンドは最も硬い宝石として知られ、結婚指輪の定番として人気が高いです。

宝石選びは、硬度と耐久性を考慮しつつ、自分らしさや好みも大切にしながら決めていくことが理想的です。

宝石のサイズと形状

結婚指輪に宝石をセッティングする際、そのサイズと形状は指輪全体のデザインと調和することが重要です。宝石のサイズが大きすぎたり小さすぎたりすると、指輪のバランスが崩れてしまいます。指輪の幅や厚みに合わせて宝石のサイズを選ぶのがおすすめです。見た目のバランスが優れた指輪であれば、末永く愛着を持ってご使用いただけるでしょう。

「長野県の石」とは

日本地質学会が創立125周年の記念に定めた47都道府県各県の「石」において指定された岩石・鉱物です。

長野県の岩石は黒曜石（オブシディアン）、鉱石はざくろ石（ガーネット）とされています。

黒曜石（オブシディアン）：大地の神秘を宿した力強い石

黒曜石は、火山活動によって生まれた黒色のガラス状の鉱物です。長野県和田峠産の黒曜石は、その美しい光沢と深みのある黒色が特徴。古くから矢じりなどの道具に使われた痕跡があります。

結婚指輪に使うことで、2人の絆をより強く、そして神秘的に彩ってくれるでしょう。

ざくろ石（ガーネット）：愛と絆を深める赤い宝石

ガーネットは、深い赤色が特徴の宝石です。1月の誕生石としても知られ、古くから愛と絆の象徴とされてきました。長野県産出のガーネットは、その美しい赤色と透明度が魅力。結婚指輪に使うことで、2人の愛を永遠に輝かせ、絆を深めてくれるでしょう。

特にガーネットは１月の誕生石ということもあり、オブシディアンとともに結婚指輪などのマリッジリングに用いられることもある石です。

自宅で簡単にできる測り方

細長い紙を使って簡易的に測定できます。

用意するもの

細長い紙、ペン、定規

手順

1.細長い紙を薬指の一番太い場所に巻き付ける。

2.紙が重なった場所に印をつける。

3.紙を外して、印から印までの長さを測る。

より正確な測定方法：ジュエリーショップでの正確な測定

より正確なサイズを知るためには、リングゲージ（サイズを測るための専用器具）を使って測ることをおすすめします。リングゲージを使った測定は、専門店で可能です。

正確なサイズを知ることで、快適な着け心地の結婚指輪を選べます。自宅での簡易測定と専門店で行える正確な測定を組み合わせて、ぴったりのサイズを見つけてください。

デザインの細部へのこだわり

• 刻印：結婚日・お互いのイニシャル・記念の言葉など、特別な言葉を刻印することで、指輪にさらなる意味を持たせることができる
• 表面の仕上げ：鏡面仕上げ・マット仕上げ・槌目など、仕上げ方によって、指輪の雰囲気が大きく変わる
• アームのデザイン：指輪の腕の部分のデザインも、全体の印象を大きく左右するポイント。ストレートなライン・ウェーブ状のラインなど

素材の組み合わせ

• コンビネーション：異なる種類の金属を組み合わせることで、デザインの幅が広がる。例えば、プラチナとゴールドの組み合わせは、上品で華やかな印象に
• 石の種類：ダイヤモンドだけでなく、サファイア、ルビー、エメラルドなど、様々な宝石を組み合わせることも可能

アフターサービス

• サイズ直し・指のサイズが変化した場合に、サイズ直しに対応しているか確認
• メンテナンス：日常的なお手入れ方法や、修理が必要になった場合の対応についても確認しておく
• 保証期間：保証期間中の修理やメンテナンスについて、どのようなサービスが受けられるのか

結婚指輪のオーダーは、二人にとって特別な思い出になります。これらのポイントを参考に、じっくりと時間をかけて、自分たちにぴったりの指輪を見つけてください。

大切なのは、二人の気持ちを込めて、世界に一つだけの指輪を作るということです。

もし、何かご不明な点がございましたら、ヤジマまでお気軽にご相談ください。

結婚記念日や節目の年

• 10周年、20周年、30周年などの節目
• 銀婚式（25周年）や金婚式（50周年）

ライフスタイルの変化

• 仕事内容や環境の変化
• 趣味や活動の変更

指輪の状態

• 傷や摩耗が目立つ
• 変形や破損がある

これらのタイミングは、夫婦の絆を再確認し、新たな誓いを込める良い機会となります。また、リメイクすることで、思い出の指輪を大切により長く使い続けられます。

ただし、リメイクを決める前に、元の指輪への愛着や思い出、パートナーの気持ちなども十分に考慮することが大切です。二人で話し合い、お互いの気持ちを確認しながら決めていくことをおすすめします。