Yajima Original ヤジマオリジナル
上田の歴史と文化をジュエリーに <ヤジマオリジナルブランド>
ヤジマでは地元上田に紐付く二つのオリジナルブランドを展開しております。
近代上田において産業を発展させた養蚕をモデルとした「蚕都物語」。
近世上田においてその名を知らしめた真田家をモデルとした「SANADA」。
異なる時代の上田を感じていただければと思います。
蚕都物語
近代上田の礎を築いた蚕糸業により
産業・交通・学問・金融・文化が豊かに栄えました。
信州から世界に目を向けていた人々の想いをジュエリーに込め、オリジナルブランド名を「蚕都物語」といたしました。
デザインのモチーフは「桑の葉」・「繭」・「糸」・「道具」をデザイン化いたしました。このジュエリーは故郷への愛の人のかたちです。
オリジナルブランド「蚕都物語」誕生の物語
ヤジマが創業したこの上田地域は江戸時代から養蚕業が盛んでした。
幕末から明治にかけヨーロッパの養蚕が微粒子病により壊滅的な打撃を受けました。その時この上田地域の優良な蚕種(蚕の卵)が大量に輸出され、ヨーロッパの養蚕を救った歴史があります。
明治22年、明治政府の委託により「伊仏蚕糸視察」としてイタリア、フランスの蚕糸業視察とパリ万国博覧会に発表された世界初の人造絹糸の調査のために5名の日本人が派遣されました。
この中の一人が小県蚕業学校(現上田東高校)の初代校長三吉米熊でした。
上田には優秀な蚕業の指導者の力もあり小県蚕業学校、その後上田蚕糸専門学校(現信州大学繊維学部)も設立され名実と共に「蚕都上田」といわれるほど蚕糸業が栄え日本の近代産業に貢献をしたのです。
ヤジマはこの様な歴史・文化をデザインテーマとしてオリジナルジュエリー「蚕都物語」として提案し上田の養蚕文化を伝えて行きたいと考えています。
蚕都物語「四季」
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春 -
夏 -
秋 -
冬
蚕都物語「四季」の製作には世界的なカメオ彫刻家エルヴィン パウリー(ErwinPauly)氏のご協力をいただきました。彼はドイツの西部地区フランスに近いフンリュック高原の中にあるイーダル・オーバーシュタインという世界的な宝石の街に住んでいます。
初めて会ったパウリー氏に上田の歴史ある養蚕の話をしました。
ドイツには基本的に養蚕業はありませんので大変興味をもって下さいました。
日本から持っていった「桑の葉」のデザインを見せますと少し考えて「そうだモデルはアテネにしよう」と言ってその意味を説明してくれました。
ギリシャ神話の出てくるアテネは軍神ですが、織物の女神でもあります。
パウリー氏は「デザインにはフィロソフィー(哲学)がなければならない」というのが口癖です。織物の女神をあしらった「蚕都上田」にふさわしいカメオが出来ました。
「MORA」シリーズ
MORAシリーズは1990年に最初に手掛けたシリーズで「蚕都物語」の定番のジュエリーです。
表面をつや消しにしシックな風合いに仕上げました。素材はSV・K18・K18WGの3種類ご希望により誕生石なども入れることが来ます。
¥18,000~
「まゆ」シリーズ
日本の原点でもある稲、お蚕様は皇室にとっても象徴的なもので天皇様は代々稲を耕し皇后様はお蚕様を育てていらっしゃいます。
皇室で育てているのは小石丸という品種で一般のお蚕様の繭より小さな繭です。当店はこの小石丸をモデルにいたしました。
¥80,000~
オブジェ
透明度の高い、キズの混入の無い大きなクオーツの原石から作り上げています。
上田のシンボルとなります。繭のフォルムをクオーツで表現いたしました。
また、桑の葉に桑の実をふたつの宝石、ピンクトルマリンとグリーントルマリンで表現しました。
制作者のご紹介
蚕都物語(オブジェ)制作者 エルヴィン・パウリー
ドイツ 世界的なカメオ作家。
その卓越した技術から生み出される、繊細で気品あふれる女性像が特に人気を博しています。
YAJIMAオリジナルブランド蚕都物語『四季』の製作に携わってくださり、当店の人気作品の一つとなっています。
■プロフィール
1934年 生まれ
1957年 マイスターの資格を取得
1958年 アトリエを創設。そして数々の賞を受賞現在世界各地のジュエリーフェアに参加
パウリー氏の作品は地元ドイツはもちろん世界中で愛されており、アメリカ、スミソニアン博物館にも作品が収められています。
2007年にはシカゴで盛大な「パウリー展」が開催されました。
ヨーロッパの王侯貴族からも高い評価を得ており、教会のシンボルのオブジェや貨幣のコイン原型制作等も手がけています。
現在、ドイツ・イーダル・オーバーシュタインの宝飾・研磨技術を継承する、次の人材育成に尽くされています。
作品にはフィロソフィー(哲学)が必要。現在、3人の息子さんに恵まれ、
それぞれパウリー氏の関連の仕事を手伝っています。
YAJIMAオリジナルブランド蚕都物語の「四季」シリーズを手がけてくださいました。
SANADA(六文銭ジュエリー) 真田三代のふるさと上田より
コンセプト
家族ひとりひとり力を合わせ、ふるさとを守り、家族の絆を大切にし、家族を守り通した深い愛、未来に希望をもち諦めない心、これはいつの時代にも通ずる家族の姿、そして心です。
そんな「真田スピリット」をここに表現し、家族の幸せと絆が未来に繋がることを願うシンボルといたしました。
デザイン
家族ひとりひとりの違いを六文銭の大小で表わしこの連なりが家族の絆、深い愛、そして未来につながる家族の繁栄を表わしています。
強い意志と諦めない心を真田の赤で表現いたしました。
素材 シルバー 45cmスライドチェーン使用